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遠藤 成輝; 齋藤 寛之; 町田 晃彦; 片山 芳則; 青木 勝敏
no journal, ,
高温高圧で材料を合成する場合、試料の様子を放射光その場観察することで、合成条件を効率的に決定することが可能となる。現在われわれのグループでは、この手法を用いて新規チタン合金水素化物の探索を行っている。しかしながら純チタンの二水素化物であるTiHの高温高圧状態図も十分に決定されていないため、その場観察の結果を十分に解析することが困難である。本研究では新規チタン合金水素化物探索のために、TiHの高温高圧状態図の決定を行った。実験は、高温高圧における放射光その場X線回折測定は、SPring-8 BL14B1設置のキュービックプレスを用い、エネルギー分散法により行った。試料は市販のTiH粉末(高純度科学、純度99.9%)である。得られた結果の概要を以下に示す。高圧下室温ではTiHは正方晶構造をとるが、加熱とともに連続的に格子変形を生じ、FCC構造に相転移する。この様子はXRD測定で得られる正方晶由来の(110)(002)Braggピークが、Fcc由来の(200)の1つのピークになることから伺えた。同様の測定を圧力を変えて行い、TiHの高温高圧状態図を決定した。得られた結果をもとに、新規チタン合金水素化物の探索を行う予定である。